幻になったササニシキ 宮城県のお米と言えばひとめぼれですが、かつてはササニシキが宮城県産のお米の代表でした。 ササニシキは昭和38年に宮城で誕生しコシヒカリとともに横綱と呼ばれたほどの人気品種でしたが、 天候に左右されやすく、耐倒伏性、いもち病抵抗性に弱いため栽培が難しい品種でした。 1993年の冷害では小売店の店頭から米が無くなるほどの大きな被害を受けました。栽培には高度な生産技術も必要だったことから、冷害に強いひとめぼれへ変わり、1990年の作付面積約20万haあったのに対し最近では約5000haにまで落ち込み、生産量が激減しました。 根強いファンがいます ササニシキは粘りが少なくのでほぐれやすく、淡泊であっさりした甘味が特徴です。主張しないお米なので、おかずを引き立てる和食に合うお米ともされ、特に寿司との相性が抜群のお米です。 生産量が極端に少ないので、なかなか市場に出回ることはありませんが、ササニシキに拘るファンは今でも大勢います。 ササニシキは健在です 全国的に見ても生産量が少ないササニシキ、現在主な生産地は誕生地である宮城県です。 ひとめぼれが作付面積80%を占めるのに対しササニシキはわずか8%ですが、ササニシキのデリケートな生育に熟知した農家さんたちが今でもしっかりと育てています。 ササニシキが全盛だった時代に、誰もが一度は食べたことがあるのではないかと思います。 横綱だったササニシキはとうの昔に土俵から降りてしまい忘れられたお米となりましたが、今でも味の強さは衰えていません。 是非、この機会にササニシキの味を思い出してみてはいかがでしょうか。
宮城県には農業資材専門店「農家のお店おてんとさん」が12店舗あります。そこに併設し地元の農産物や加工品を販売しているのが、「産直所あじわいの朝」である私たちのお店になります。 おてんとさんには農業資材を買いに来られる農家さん、あじわいの朝には育てた野菜や果物を販売する農家さんと、それを目当てに農産物等を買いに来られるお客様で、毎日賑わいのある地元地域に密着しているお店です。 当店が販売するお米は、そんな顔馴染みの農家さんたちが丹精込めてつくったお米を仕入れています。
毎年9月から10月は待ちに待ったお米の収穫期です。 農家さんが収穫したお米は宮城県内のおてんとさん各お店へ集まります。 集まったお米は、農産物検査法による検査の証明を受けなければなりません。検査により、産地・品種・産年・使用割合が表示出来るようになります。おてんとさんには、この検査資格を持つ農産物検査員が18人います。 検査員が厳正な検査を行い、お米に1等・2等・3等の等級が付けられ、ようやく販売が出来るのです。 中でも、当店のお米は良質とされたお米だけを精米・販売しています。
検査が済んだ玄米の状態であるお米は、自社精米工場に集められ保管します。 あじわいの朝で販売するお米は、この工場で精米しています。 お米は、1年を通して美味しさを保つため、温度・湿度が管理されている工場の低温倉庫に保管します。 精米時は、色彩専用選別機で籾殻や小石の異物、着色米等の混入を検査・除去を実施します。自社での自主放射線検査も行い、安全を確認してから工場で精米を行っています。
こちらのお米は、通常梱包(段ボール)でのお届けになります。 精米を入れるピッタリサイズの米専用段ボールです。 輸送中の衝撃を和らげたり水に濡れても浸みにくいから、中のお米を安全にお届けすることが出来ます。 お世話になった方に送りたい場合のギフト用にも最適です。
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